6と7【コミックス版】
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6と7【コミックス版】

凡乃ヌイス

読み返すよ、これ

ネタバレ
2025年1月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初試し読みでエッの終わりまで読みました。
あらすじにも書いてある通り、七海の行動や言動に違和感を覚える禄。追求するとより様子がおかしくなっていきます。ここで、試し読みは終わりました。取っても良いところで終わってしまい、ほんと作りが上手いんですから…。
んで、即購入ー。
ここからはネタバレ注意です。
禄はまさかの自覚なし、恋人を亡くした悲しみを埋めるために七海のところにきた寄生生物だったというところで、リアルなこの世の縮図のようにも見えてしまいました。行き場をなくした想いによってこの世界に留まれなくなりそうな七海を別の何かが救っていた。それでも、人間じゃないと知った時の禄にこっちまで心臓が痛くなってきました…。
生きる理由になってくれてありがとうと言っていた七海は苦悩があれど、確かに幸せだったんだと思えました。
やっぱりハピエンになって欲しいことを願ってしまいましたが、メリバでも良いと久しぶりに思えた作品でした。
最後のシーンは他の皆様もレビューで考察を仰っていて、様々な視点で考えることが出来ました。
あのブランコの少年は生まれ変わった七海で、もう1人が禄が別の姿と記憶を持ってやってきたと思いたい!
人間同士では生まれ変われなかったかもしれないけど、次は本当に幼なじみとしてこの世界を生きて行って欲しいと思いました…!!

何度も読み込める作品をありがとうございます。
これからも同士の皆様のレビューも楽しみにしております。
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