500年の営み
」のレビュー

500年の営み

山中ヒコ

世界が崩壊した後の愛💦

2025年1月22日
この作家らしい、壮大で哀しくも美しい愛の物語‼とうに崩壊して汚れきってしまった世界で生き続ける意味はあるかと、迫られる作品。答えは、生き続ける意味は愛、なんだろうか。これ読むと、どうしても現今世界のヤバサを思ってしまう。250年後、500年後の世界って、ほんとにこんなかも…… たとえ生命を保存したり蘇生させたりする科学技術が進んだとしても、世界が壊れちゃってたのではなぁぁ。生身のヒカルも保存できてたら、トラと生身同士で再会できたかもですが、世界がこんなじゃ生きる歓びを感じられるかな。現実世界のヤバサを思わされて、哀しく、最後にはコワくなる大作。
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