悲劇のヒロインぶる妹のせいで婚約破棄したのですが、何故か正義感の強い王太子に絡まれるようになりました
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悲劇のヒロインぶる妹のせいで婚約破棄したのですが、何故か正義感の強い王太子に絡まれるようになりました

真綿マスケ/冬月光輝/双葉はづき

ヒーローが好きになれない

ネタバレ
2025年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻だけ購入してギブアップ。妹の全力他責思考キャラはむしろ癖になるので良いと思うのですが、主人公の相手役であろう王太子が個人的には無理でした。
初対面のアレさが1巻終わりまで払拭されませんでした。王になる男が「友人の一方的な意見だけ聞いて信じ込む」「初対面の国政にも関わっている聖女に対して疑い前提で喧嘩腰詰問」「女の涙でコロッと意見を変える」というのが一人の人間として信頼できませんでした。これが第三王子とかであればまだ納得します。王太子ですよ。
それ以降も家から離すためとはいえ、暗殺者が来る危険があることを一切話さないまま採用(聖女って3人しかいないのに扱いそんなもんでいいのか?)聖女の仕事についてきて、王太子自らが魔物を討伐する(護衛何やってんの?というかなんで王太子が討伐視点の?)、そもそも「王太子付き」なんてことしないで聖女が実家から通うって制度どうにかしたら?など、正義感が強いのではなく、王太子として無責任で考えなしな行動が多い気がします。こういう男キャラは主人公や別の味方男キャラから「君のこういう所本当に駄目だ。王になる男のすることじゃない」と言われて、心底反省するターンがないと受け付けないんだな……と一つ学びになりました。

「正義感が強い人なんだわ……」とトキメいてる主人公にも一切共感できません。王太子邪魔だな……としか思えず、絵は魅力的に感じたし、妹がどうなるか結末が知りたいと思ったもののギブアップ。
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