最後のオメガと恋知らずのアルファ王子
」のレビュー

最後のオメガと恋知らずのアルファ王子

名倉和希/亀井高秀

できるΩがカッコいい

ネタバレ
2025年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後のオメガと言われているティルダ。オメガではありますが、公爵の一人息子。のちの領主となるべく。真面目で領民を思いやり、病床の父の代わりに仕事をこなすとてもできるオメガなのです!だからオメガだからと侮られるのは納得いかないし、侮蔑であると思います。当然ですね。ですので、3人の孫王子の真ん中、ロベルトの失礼な物言いや価値観が我慢なりません。当然。この残念王子と従兄弟のパトリックの愚かしさが読者の気持ちを逆撫でし、義憤に駆られます。ほんと、嫌な奴らでした。エイリークのように真面目一直線。無骨でもまともな感性を持つエイリークがティルダを護衛してほしいとリーナスに頼まれ、見守ってるやり方が!凄く笑いました。エイリークとティルダはそれぞれにいい香りを感じてるので、早く気がついて〜とヤキモキしました。女のように扱われたくないという、ティルダの男らしさがカッコいいです。亀井先生のイラストが本当に美しい〜!
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