屋根裏部屋の公爵夫人
」のレビュー

屋根裏部屋の公爵夫人

林マキ/もり/アオイ冬子

ああ、オパールよ

ネタバレ
2025年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「小説家になろう」で人気だった小説のコミカライズ化作品です。私も「なろう」で愛読していました。全く身に覚えがない悪意のある噂をたてらたことにより、社交界で爪
弾きような扱いを受ける伯爵令嬢のオパール。適齢期だった娘を見かねた父親によって、お金に困っていると噂と婚約させられる、オパールの持参金目当てで結婚した公爵のヒューバーは彼女のお金によって助けられたにもかかわらず、プライドが高いだけで無能な男で、公爵家にはオパールの味方は御者見習いの少年が一人いるだけだった。領地の経理を誤魔化されているのを発見し、公爵家の家計を立て直したのも、味方がいない中孤立奮闘したオパールだった。寄生していた「天使」の真の姿に、ヒューバートが気づくころには、オパールは離婚の意思を固めていて、別居を申し出る。
とにかく馬鹿は死ぬまで直らないの言葉通り、無茶な投資話に乗ってしまうヒューバートとその尻ぬぐいをするオパール。やっと幼馴染のクロードと結ばれてほっとしました。小説を読んでいて筋は知っていたので、安心して読み進めることができましたが、オパールって本当についてない、不幸を呼びよせてしまう女性だなと思いながら読みました。
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