デスゲーム漫画の黒幕殺人鬼の妹に転生して失敗した
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デスゲーム漫画の黒幕殺人鬼の妹に転生して失敗した

ぺぷ/稲井田そう

天才漫画に出会ってしまった…

ネタバレ
2025年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう面白すぎて一気に読み終わるのが辛いと思いながら1ページ1ページ噛み締めながら読みました。
私は兄弟/姉弟愛がめちゃくちゃ好きなのですが、これは兄の方がサイコパス殺人鬼になりうる人で(実際性格終わっていますが)最初は妹のことをなんとも思っておらず興味があるのは殺意だけ、なのに妹が転生に気づいてから兄のために色々奮闘し動いて、驚きを提供していく過程で兄の当初の感情や興味が殺意から全て妹に向かい、執着していく様がもう……最高すぎて……。
兄が自分の感情に気づく変化や、描写がとても良くて、妹が事故にあってからあれ、なんでこんな気持ちになるんだろう…と、どうでもよかったはずの妹のことが実はどうでもよくなくなっていたっていうのが刺さりまくりました…大切に思うようになって、どんどん惹かれて歯止めが効かなくなっていくお兄ちゃん……すき……。妹に近づく同級生を脳内で殺してるところも狂ってて好きでした□観覧車の描写とかも良すぎて……
舞ちゃんも舞ちゃんで気づいたら目的が気持ちで少し変わってきていた所も良かったです。
(お兄ちゃんがデスゲームを開催しないように阻止して、自分もお兄ちゃんに殺されないようにする⇒デスゲームを阻止して、お兄ちゃんも死なせない、お兄ちゃんとずっと一緒にいたい になる)
個人的にスタオベしたお兄ちゃんのセリフがあるのですが、6巻序盤の、
「舞は世界一可哀想だね」と「ごめん ごめんね 好きになって」です。良すぎか〜〜!?こんな俺に好かれる君は世界で一番可哀想…ってことなんですよね。こういうセリフ世界一好き。最高な作品をこの世に出して下さりありがとうございました……
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