星降る王国のニナ
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星降る王国のニナ

リカチ

シリアス版魔〇陣グル〇ル

ネタバレ
2025年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 特別な力、もしくは魔法の扱える一族の唯一の末裔としてルーツを辿る主人公、というとどうしても私が思い出すのがタイトルですが
ギャグで無いにしろ、同じように時に流され歴史に埋もれ謎に包まれた自身のルーツを懸命に探しつつ、その運命に翻弄されながらも抗い立ち向かう主人公ニナは健気で、時には持ち前の明るさと頑健さで、時には知らないが故の過ちや心の隅の弱さを見せながらも、自らの「道」進んで行く物語に惹かれました。
難を言えば乙女ゲー的な複数人のヒーローの存在かなとは思います。
どっち付かずでどちらも選べないという主人公の姿勢に反感を持つ方も多いようですが、実際の恋愛でもありがちなことではないでしょうか。
それでもニナが浮ついた感もなく何故か一途に感じるのは、恋愛に未熟で不器用でありながらどの異性にも手を抜かないド直球な接し方かも知れないですね。
単にヒーローに翻弄されるだけの愛されモテモテ女子という軽い感じがないのも好感が持てます。
物語に出てくる人物たちがとても個性的で、それぞれの生き方や性格、感性が全く重ならないのも面白いです。
推し…推しとすれば自分的にはダークホースとしてムフルム王子ですw
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