ダンジョン飯
」のレビュー

ダンジョン飯

九井諒子

ちょうどいい量。溢れる程のセンスと深さ

ネタバレ
2025年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ アニメで大ブレイクした本作。
アニメ化の前から読んでいて面白くて面白くてハマりました。
ダンジョンで魔物だけを食べて進む、というありそうで無かった設定。
こんなのどうやって食べるんだ?と思う食材を闘ったり知恵を活かしてゲットし、それはそれは美味しそうに料理して食べる。
食べてみたい、と凄く思いました。
キャラクターも一見そんなに特徴的ではない主人公ライオスがその悪食と魔物へのヤバいくらいの執着と知識で、奇想天外な知恵を振り絞って大活躍するのが本当に面白かったです。
世界観の造り込も深く、生きるという事、人間の欲、本性について哲学的に語られているのが凄いです。世界観をきちんと作っている。そして、ダラダラ引き延ばさず、しかし短すぎず、10巻前半で終わらせたことが素晴らしいです。手に取りやすい。
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