死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお義兄様に溺愛されてます
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死に戻りの幸薄令嬢、今世では最恐ラスボスお義兄様に溺愛されてます

山いも三太郎/柚子れもん

よい、とても良い

ネタバレ
2025年2月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無実の罪で処刑されたヒロインが、7歳の頃に戻ってもう一度人生を生き直す、というよくあるストーリーなのですが、ひと味もふた味も違ってとても面白いです。ヒロインがなぜ死に戻ったのかがはっきりしているのが分かりやすくて良いです。そして託された使命も。その使命を果たそうと奮闘する、小さなオルタンシアが健気で可愛い。
攻略対象のジェラールが無表情で口数が少ないのですが、時折見せる優しさ甘さがたまりません。最新刊まで読みましたが、大人になったジェラールの心の闇が暗くて深くて重くて、、、どうなるんでしょう?読者は心配です。いつもオルタンシアの頭をなでなでする理由を知って、ほんのり泣きました。ちびジェラールなでてあげたかったなぁ涙。
絵もとても好きです。光の表現、影の表現、心の内が垣間見えて感情がわかりやすい。そして、男性の衣装が良いですね、細かい刺繍やボタンまで。素敵です。
あと精霊界へ行って戻ってくる話。とても好きでした。やんちゃなチロルの導き?で、道中に思いがけない出会いがあったりと、楽しくワクワクな想いで読みました。
美しく成長したオルタンシアが運命を変えて行けるのか、ジェラール、ヴィクトルとはどうなるのか、楽しみに先を待っています。
柚子れもん先生、山いも三太郎先生、ありがとうございます。
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