聖女の妹の尻拭いを仰せつかった、ただの侍女でございます ~謝罪先の獣人国で何故か黒狼陛下に求愛されました!?~【単話版】
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聖女の妹の尻拭いを仰せつかった、ただの侍女でございます ~謝罪先の獣人国で何故か黒狼陛下に求愛されました!?~【単話版】

日野原/櫻田りん/氷堂れん

何故モフモフがあると物語設定は杜撰に?

ネタバレ
2025年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系で原作読了。
 モフモフが中心設定の物語って、どうして設定全体が杜撰になるんでしょうか? この物語の場合、獣人の設定(能力、寿命他)がユルユル。芋蔓式に他の設定も意味不明。異人種を創造するんですよ。基本設定だけでも丁寧につくっておかないと、物語全体が嘘臭くなります。
 そもそも、人間と獣人が婚姻できるのでしょうか?

 物語の世界観がユルユルで、、、、人種(獣人)差別、女性蔑視等デリケートな問題がとりあげられていて、取り扱い次第では深い作品になったかもしれませんが、強烈なお馬鹿キャラ•ヒロインの妹が全てぶっ飛ばしてくれました。ここまで不快なキャラは必要無いと思います。酷い蔑視言葉は読むだけで疲れました。
 そんな妹に謎慈愛をかけるヒロイン、、あぁあ〜。

 なろう系原作段階で私には合わない物語でした。いわんやコミカライズ化は、、、。モフモフが可愛いければ、物語設定なんぞどうでもいい、と割り切れる方なら読めると思います。

【2025.10/7追記】『電子コミック大賞2026』エントリー作品に選ばれたので再読。
 ヒロインの母国、政治体制に問題あり?
 異人種、複数の国家が存在している異世界。政治的リアリティが皆無なので、世界観が嘘臭い。
やっぱり物語世界に入れませんでした。
 評価変わらず。
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