ロマンチック・エレジー
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ロマンチック・エレジー

左藤さなゆき

ついに、結婚!!

ネタバレ
2025年2月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ バース医師、α遊真×元大学生モデル、β誉
ロマンチックラメント≫ロマンチックsequel(続編)≫ロマンチックエレジー1≫ロマンチックエレジー2。オメガバでありながら、「運命に逆らう」と言うテーマで創られているシリーズ。ラメント煌臣×旭のときに、横恋慕していた遊真が主人公です。(スピンオフ)エレジーのほうがα×βという運命にはなり得ない、けれど唯一無二のふたりを描いていて好きだな、と思いました。ラメントで煌臣が遊真に「昔の男も運命もいらねーんだよ」と投げつけた言葉が、そのまま遊真にすとんと落ちてきます。エレジー1で「αとΩが唯一無二ならβを創らなければ」「唯一無二になれないなら運命を創らなければ」という名セリフを誉が呟きます。さなゆき先生の今回のテーマなんだろうな、と感慨深い思いを抱いたものです。特に今回、運命の番だった旭を前にして、遊真が誉の手を引いて出ていくんですよね。ふっきれたんだな、というか運命に勝ったという言い方が正しいかわかりませんが、いま心にいるひとが唯一無二の相手だということに気づいた瞬間だったと思います。「嬉しいのに怖い」と言う誉を強引に抱く遊真。そんなに重いヤツだったっけ!?と驚くほど、誉にゾッコンになっていきます。ヤバいマーキング、と周りに言われるほど匂いをつけまくる遊真、誉に甘える遊真、誉のほうが男前だったかもしれません。とにかく最高でした。描き下ろしは大学卒業後に入籍したとみられる誉の職場でのお話です。服飾メーカー勤めの1年目、遊真は怖いα夫として登場します。激重ヤキモチ可愛い。7歳も年上なんて思えません……。できればプロポーズの短編ください!怜王のスピンもお待ちしております!このシリーズ知らないと漫画人生もったいないです。ぜひ読んでほしい、おすすめします!
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