このレビューはネタバレを含みます▼
読み始めた時、ああ幼馴染が再会する感じね〜と軽く読み始めたのが、途中から夢中になりました。
眞白の抱えていたものがあまりに大きく苦しすぎて。
時鷹と再会して恋人同士になって触れ合うようになり、少しずつ少しずつ癒されていく眞白の様子がとても丁寧に描かれていきます。
こんなに射◯を応援する気持ちになったのは初めてかも…10代の男の子にとってはどれほど切実だったことか!!
父親との再会のシーン、眞白の素直な言葉が胸に突き刺さります。大人の身勝手な行動がここまで子供を追い詰めるのだと全大人に読んでもらいたいほど良いシーンでした。
そして、時鷹のまっすぐさが本当に良かった。男同士とか自分達を棚上げして余計なことを言わない両親でよかった…
何度も思い出しては読む作品になりそうです。この作品に出会えてよかったです。