このレビューはネタバレを含みます▼
濃厚な愛の劇場を楽しませて頂きました☆二巻完結です。
主人公成瀬誠氏と堂山清高さんの出逢いは会員制老舗クラブで、Sでご主人様の清高さんとMの誠氏の物語。
諸事情有り、誠氏がクラブを脱会した翌日に再会してしまうという二人。しかも誠氏の新しい職場である高校で自身は教師・ご主人様はなんと生徒という立場で。
ご主人様が学校を卒業する迄の数ヶ月という期間で一線を越えることは無かったものの、聖域である校内での二人のあれやこれやにはハラハラしつつも禁断の果実を食べてしまったかのような背徳感が堪りませんでした。
そして清高さんの卒業と共に二人の関係も揺るぎないものへというのが一巻でした。誠氏が清高さんの前で披露するドMぶりに幾度となくクスッと笑ってしまい「可愛いな」とさえ思ってしまいました。
「恋がしたかった」という誠氏の深層心理は二巻でわかりましたが、ご主人様も同じだったようです。双方共にラッキーな出逢いだったと思います。「誠」さんと「清高」さんという名前も二人の一途さを表しているようで素敵です。(孤高で清麗を好むご主人様を誠さんの誠意が突き動かしていくというようなイメージが湧きました)
二巻は大学生となったご主人様の清高さん目線のお話でした。ご主人様が嫉妬に狂う姿も見ることができて微笑ましかったです。
二巻は清高さんの叔父上のお話も「カオスの縁」という前編後編で収録されており、また違った愛の劇場を楽しませて頂きました。本編のカーテンコールに応えて下さったお話だと思いました。(叔父上ファン多そうです)
追記三巻配信!我が目を疑いました!6話の「なんでー!?」の巻末エピソードに笑ってしまいました！素晴らしかった、最高でした！みちのくアタミ先生、ファンになりました。
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