愛される貴族の花嫁
」のレビュー

愛される貴族の花嫁

遠野春日/あさとえいり

先生の他作品からするとあっさり

ネタバレ
2025年2月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結婚間近だった双子の妹の死。結婚には家への援助目的もあり、妹の死の公表前に攻が兄に身代わりで嫁いでくるよう話します。形式ばかりの婚姻だろうと話に乗って嫁ぐと、初夜から毎晩攻に愛されるものの、起きている間の攻は素っ気なくて…。

受は本命のいる攻が自分との結婚は隠れ蓑にする為で、夜の行為は欲望の捌け口だと認識します。たまたま外出時に見た光景がその考えの裏付けとなり。
攻の家の都合で屋敷へ居候することになった学生から粘着されて家で一度、旅行先まで追いかけられてまたと襲われるものの、二度とも未遂でそれが攻との仲進展に貢献。誤解も解けてハピエンで終了…となるのですが、最後の方まで攻の気持ちがわからなくて受は焦れます。
最初は気になる程度だったのが、一緒にいて毎晩愛される内に攻を好きになってしまう受。エロ描写は少なめかつあっさりめだったので、気持ちが通じてからにもう少しページを割いて欲しかったです。
攻が一生を通じて両親にどうやって受の性別を隠しておくつもりなのか、子供問題はどう考えているのか、受の不安で提起された問題が不明なままだったのが気になりました。
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