黒妖の花嫁~忌み嫌われた私が冷酷大尉に愛されるまで~
」のレビュー

黒妖の花嫁~忌み嫌われた私が冷酷大尉に愛されるまで~

音中さわき/宮之みやこ

惚れ惚れ…

ネタバレ
2025年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が本当に綺麗。郁と昴のちょっとした表情に惚れ惚れします。描写が丁寧で美しい。

郁の優しくたおやかな、女神のような神々しさも、昴の強いけど翳りのある眼差しも、なんとも言えない色気があってたまりませんね。

静かに惹かれあっているのに、お互いにそこははっきりと伝えていない、伝わっていない、自分の本心にそこまで気付いていないところももどかしくて、もだえます。絵が美しいので余計に気持ちよく胸キュンを楽しめるので、読んでて癒されるのですが、早く続きは読みたいし、何度も読み返してしまうしで、かなり中毒性があります。

次回は郁を連れ去られてしまった自分の不甲斐なさ、郁のいない寂しさに昴が苦しみ悶えるのでしょうか、、ああ母性本能がくすぐられてしまいそう。

泰人が百貨店で郁に紳士的に接してたせいで、どうやって郁に迫るのか想像できないけど、泰人のことが好きな女の子が郁を逃がしてくれるといいな。
一見優しい「泰人さま」が本当はどんな当主なのか、閉鎖的な糸原の里に住む人達がどんな生活をしているのか気になりますね。

郁が糸原の里に住む人のことも、昴のことも、暗闇を照らす月の光のごとく救いの女神であるような気がして楽しみ。誰かのために力を使う美しい郁の姿はさぞかし美しいでしょうね。
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