午後の光線
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午後の光線

南寝

心のカサブタを優しく剥がすような作品

ネタバレ
2025年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ メリバで秀逸。 「子供の頃、自分に出来たカサブタをそっと 剥がすような 身近な禁忌」を体現していました。
アメトーク 岩井さんの紹介から来ました。思春期の男子同士の性描写はありますが、行間を感じさせる表現が、とても文学的で自然に読めます。
「ほんの少しだけ」の、残酷さと、暴力と、性描写と、内面の弱さと、生命の儚さ、どうにもならない人生を、登場人物 全員が抱えています。 バットに近いエンド(メリーバッドエンド)ですが、読後感は良いです。 良作です!!!
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