このレビューはネタバレを含みます▼
開始数ページで魔王のメッキがバリバリはがれます。ええ人だ。これはええ魔王だ。彼の城の魔族みんなええ魔族。城周りの環境がやさしい世界に特化してる。男しか生まれない魔族、人間女性の協力()がないと種族が存続できないという状況下で今代の魔王も前例通り人間の「彼女(ナマエデテコナイ)」をさらってきます。だがこのええ魔王、自分たちの歓待方法があかんとみるや凄いスペックの気遣いを見せる。そして実行、検討、改善また実行。これ、最高な旦那様では?スパダリでは?
おそらく悲恋に終わったであろう先代魔王のお話も気になります。やさしいハピエンファンタジーが読みたいときにおすすめ。