わたしの夢が覚めるまで
」のレビュー

わたしの夢が覚めるまで

ながしまひろみ

おすすめの一冊

ネタバレ
2025年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ そのと同世代の独身一人暮らしの社会人です。読んでみて自分が漠然と感じていたことがまさに書かれていて夢中になって読みました。
仕事して経済的に自立した働くお姉さんになり、自由に自分気ままに生きて満足なはずなのに、自分のためでしかない生き方はどこか苦しくて虚しい。この状態が生きている限り続くのだと思うとしんどくなる。人がひとりで生きていくのには限界があるのだと。他者の存在は重荷に感じることもあるが、自分を繋ぎ止める上でどんなに大切か。ひとりで生きているつもりだったけど、ひとりじゃなかったんだということを切に感じます。いま人生の岐路の年齢となり、自分の将来のこと、家族のこと、周りの人のこと‥これからどうしていくか考えて苦しくなっていました。死なないで生きるにはどうしたらいいのか、よく生きるにはどうしたらいいのか、何度も読み返して考えています。
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