交わってはいけない２つの世界で恋する2人

ネタバレ

2025年3月6日

このレビューはネタバレを含みます▼ 人狼であるコヨーテ（リリー）と人狼を敵対するマフィアの後継人であるヨシュ（マレーネ）のお話です。（※マレーネ自身は人狼を敵対していません。）人狼を殺そうとするマフィアの人間とそのマフィアを解体しようと計画を立てる人狼たちが存在する世界で、種を超えて惹かれ合う人間×人狼の切なくとも美しいストーリーです。互いの本名も素性も知らずにバーで会っていたリリーとマレーネ。リリーの発情期をきっかけにリリーが人狼であることをマレーネに知られてしまいます。人間と深く関わってはダメだと分かっていながらも、マレーネの真っ直ぐな愛情を受けて徐々に惹かれていくリリー。そんな中、人狼たちのマフィア解体計画が進み、マフィアの後継人であるマレーネもその解体リストに入り、リリーのターゲットとなってしまいます。しかし、リリーはマレーネの本名も素性も知らないため、自分のターゲットであるヨシュ＝マレーネであることを知りません。仲間がヨシュの偵察に行き、ヨシュ＝マレーネだと知ったリリー。リリーは、マレーネが自分を騙し人狼の偵察をしていると勘違いをしてしまい、深く傷つき、マレーネに決別の言葉を告げます。そんなリリーの誤解を解いて真実とリリーへの気持ちを伝えようと動くマレーネ。交わるはずのない２つの世界で交わる2人の心にとても感動します。2人の過去とリリーの名前がコヨーテになった経緯がとても残酷で切ないのですが、愛情あふれるお話にとても惹かれます。2人が幸せに結ばれることを切望します。

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あお。さん

(女性/30代) 総レビュー数：42件

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