このレビューはネタバレを含みます▼
十九世紀の雰囲気が知りたくて手に取ったけど、波乱万丈でスリルがあり、ものすごくテンポが良かった。初見の作家さんだけど、12巻があっという間だった。
ヒロインに成り代わった女の逆恨みと令嬢人生への執着がすごい。性根が徹底して下層民。悪役としては満点。少女漫画なのに昭和の漫画らしい容赦のなさ。何人殺るんだよと。
主人公はモテまくってるけど本人は仕事熱心で、恋愛面で変に迷ったりふらついたりしないのが良かった。一巻では意地悪で寂しがり屋で影のあるリシャールが正ヒーローで、計算高く社会的地位もあって紳士的なアランはいかにもかませ犬だなぁと思ったけど、完全にアラン一択だった。