このレビューはネタバレを含みます▼
町田啓太くん推しで、彼の映画出演が決まったと聞いて原作を読んだらどハマリしました。ラテンの日本チャンピオン・鈴木信也と、ソシアルダンスの世界二位の杉木信也。二人の「信也」が、どちらの要素も含む10ダンスを目指して、切磋琢磨する中で恋が芽生えて…という物語。社交ダンスの競技としての魅力や本質、抱える問題点全てが、恋のスパイスとして味わいを深めています。
主人公二人がとにかく魅力的。鈴木信也はラテン男らしく情熱的かつセクシー、杉木信也はクールビューティーだけど少し天然っぽい可愛らしさもあり、どちらからも目が離せません。街中で人目も気にせず二人で踊り狂う様子は多幸感で溢れていて、いつまでも観ていたくなります。二人のパートナーのアキや房子をはじめ、脇役も皆、キャラげ濃くて魅力的で、彼らの動向も気になります。続きを指折り数えて待つ、大好きな作品です。