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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 寄宿舎の黒猫は夜をしらない

    鯛野ニッケ

    愛しさと切なさと心強さと
    ネタバレ
    2025年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 良家の子息が集う、寄宿舎のある学園が舞台のファンタジックなラブストーリー。主人公のユキは、クールビューティーな優等生。皆の憧れの生徒会長・ジーンのお気に入り。ジーンのアプローチに戸惑いつつも、生徒会の仕事を手伝ったりするユキ。そんな中、ユキなクラスメイトのアウラが何者かに血を吸われて倒れるというショッキングな事件が起こる。

    あらすじを振り返るだけで、ドキドキする展開。誰も悪くないのに、吸血した人もされた人も、愛がある故に密かに苦しんでしまうのが切ない。それでも、絶望とやるせなさを跳ね除けて、未来を切り拓こうとするジーンと、その背中を押すユキの姿が眩しくて、何度読み返しても泣いてしまいます。描き下ろしや番外編集でのその後の二人の物語は、甘くて可愛らしくて、キュンが溢れていて、とても癒されます。読むたびにジワジワと惹き込まれる、大好きな作品です。
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  • ポルノグラファー 単行本版

    丸木戸マキ

    紹介文の冒頭の一言がすべて。
    ネタバレ
    2025年3月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 紹介文の冒頭の「現実は妄想よりスゴい」が、この三部作を見事に言い表しています。ポルノ作家の口述筆記なので、猥褻な言葉が次から次へと出てくるけど、文章が陳腐に見えるほど、木島先生が醸し出すとにかくエロティック。逃げるは、嘘はつくは、生活能力はないは、そのくせプライドだけはエベレスト並に高くて、扱いづらいことこの上ないけれど、惹かれずにはいられない。攻めの春彦くん同様、どんどん沼にハマっていきます。気付けば、三部作を一気読みしてしまった上、ドラマも全て観てしまうというどハマリっぷり。人を選ぶ作品ですが、試し読みで行けそうだと踏んだら、読んで後悔はないと思います。
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  • ふたりあそび 【電子限定特典付き】

    あがた愛

    甘酸っぱくて重い廉の愛
    ネタバレ
    2025年3月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 生真面目な優等生…なっちゃんと、カースト上位のモテ男…廉の、どエロくピュアな両片思い。年上の廉がなっちゃんに性の手解きをするという、BLならではの設定ですが、とにかく廉の愛がひたすら重たい。そのくせ、それを必死で押し隠そうとして、後腐れのない女の子と関係を持ったりして、なっちゃんをヤキモキさせてしまうのだからたちが悪い。なっちゃん目線の間もずっと、ダダ漏れている廉の重た過ぎる愛にばかり目が行ってしまってました。ありとあらゆる女の子にモテまくりなのに、両思いになることすら想像していない廉が痛ましくて、二巻目以降はひたすら廉の恋を応援しながら読み進めていました。だからこそ思いが実った時には我が事のように嬉しく、描き下ろしの甘々のシーンがより愛おしく感じました。テーマがテーマだけに終始どエロいですが、初恋の甘酸っぱさと切なさもギッシリ詰まっています。
  • 神様なんか信じない僕らのエデン

    一ノ瀬ゆま

    これから読む人が羨ましくなる
    ネタバレ
    2025年3月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語を読み進める喜びがギュッと詰まった作品。初っ端からどエロい展開で、終始、電車の中では読めないぐらい濃密に絡み合う二人。ドキドキしつつ読み進めると、西央くんを襲う謎の発熱と発情の謎が少しずつ解き明かされていって、「ここからどうなるんだ!!!」という物語の巧みさにグイグイ引き込まれます。クラスの人気者の西央くんに憧れていた奥手でシャイな喬くんが、西央くんのために持てる知性をフル稼働させて謎を解き明かすうちに、魅力的な男性に変貌を遂げていく姿にもめちゃくちゃ萌えます。あまりにも面白く、単行本を待ちきれずに雑誌を買うぐらいの中毒性があります。これから読む人が羨ましくなるぐらい、とにかく面白いです。続きも楽しみです。
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  • 転生アイドルとドルオタの騎士

    佐久本あゆ

    洸くんの笑顔はプライスレス✨️
    ネタバレ
    2025年3月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の洸くんの笑顔にやられ、即買いして正解!とにかく登場人物達が可愛くて、まっすぐで、愛おしくてたまらないです。転生モノで主従の叶わなかった恋という設定にふさわしく、洸くんはピュアで気高く、貴生さんは誠実で溢れんばかりの愛情で洸くんを守り抜く。前世と現在が入り交じり、叶わなかったかつての恋を叶えた二人。両思いになってからも、彼ららしく誠実でゆっくりと進んでいくところも、尊くてたまりません。これからも前世絡みの困難が立ちふさがるのだろうけど、乗り越えて成長していく彼らを見守るのが、とても楽しみです。
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  • メルティホワイトアウト[コミックス版]

    鯛野ニッケ

    読むたびに好きになる
    ネタバレ
    2025年3月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単話の頃から発売日に即買いし、単行本になっても繰り返し読み返している大好きな作品。辰彦さんの人たらしぶりにやられ、真樹くんのひたむきさや可愛さにもやられ、作中劇と現実がオーバーラップする構成の妙にもやられ…。何度読んでもときめくし、現状維持で立ち止まっている自分の背中を押されているようにも感じるし、読むたびにいろんな感情を刺激されます。特に辰彦さんの、ただ甘いだけでなく、ドロドロとした執着や弱さが垣間見えるところも良いです。続きがぜひ読みたいです!
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  • スモークブルーの雨のち晴れ

    波真田かもめ

    この世界のどこかに居そうな二人
    ネタバレ
    2025年3月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 元製薬会社の同僚で、MRとして成績を競い合っていた吾妻と久慈。8年ぶりに再会した二人は、吾妻は無職、久慈はフリーの翻訳者になっていた。偶然の再会をきっかけに、吾妻は久慈の仕事を手伝うようになる…という物語。ともに過ごす中で、恋心が熟していく様が丁寧に描かれていて、じんわり心が温まります。

    この物語の良いところは、ラブストーリー以外の要素がしっかり描かれていること。かつて二人がしていたMRや久慈の仕事である翻訳などの仕事、会っていなかった8年の間にそれぞれ起きたこと、お互いへの理解と反発などが緻密に描かれていて、二人の人物像がリアルに浮かび上がってきます。漫画の世界の住人というより、この世のどこかに彼らが暮らしているように思えてなりません。二人の暮らしぶりを、これからもずっと見守り続けたい。そう願って止まない良作です。
  • 10DANCE

    井上佐藤

    めくるめく社交ダンスの世界
    ネタバレ
    2025年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 町田啓太くん推しで、彼の映画出演が決まったと聞いて原作を読んだらどハマリしました。ラテンの日本チャンピオン・鈴木信也と、ソシアルダンスの世界二位の杉木信也。二人の「信也」が、どちらの要素も含む10ダンスを目指して、切磋琢磨する中で恋が芽生えて…という物語。社交ダンスの競技としての魅力や本質、抱える問題点全てが、恋のスパイスとして味わいを深めています。

    主人公二人がとにかく魅力的。鈴木信也はラテン男らしく情熱的かつセクシー、杉木信也はクールビューティーだけど少し天然っぽい可愛らしさもあり、どちらからも目が離せません。街中で人目も気にせず二人で踊り狂う様子は多幸感で溢れていて、いつまでも観ていたくなります。二人のパートナーのアキや房子をはじめ、脇役も皆、キャラげ濃くて魅力的で、彼らの動向も気になります。続きを指折り数えて待つ、大好きな作品です。
  • その世のどこか、蒼天のゆりかご【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

    鯛野ニッケ

    シンさまぁぁぁっ!!!と叫びたくなる。
    ネタバレ
    2025年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「その世のどこか」三部作の最終巻。前作2巻も読み応えがあったけど、これが一番刺さりました。前2作で狂言回し的な役割だった、軽やかだけど掴みどころのないシン様のターン。忠実な従者だったリアンドロスが、突然姿を消すところから物語は始まる。なぜ、リアンドロスはシンから離れたのか、抱えていた苦しみの元凶は何なのか。シンとともに謎を追ううちに見えてくるリアの苦悩の正体とは…。と、いった具合にどんどん物語の中に引き込まれていきます。鯛野ニッケ先生の作品の登場人物は、本人がいかんともしがたい欠点を持っていて、それを容赦なく突きつけられる展開が多いのだけど、だからこそ人間味が出て、憎めなくなるんですよね。自分のどうしようもなさや、リアの弱さを受け止め、乗り越えて成長したシンの姿が眩しく、思わず「シン様あぁぁぁ!!!」と叫びたくなりました。あと、巻末のおまけページが個人的にはどちらもツボでした。
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  • 僕たちが恋する理由【単話】

    ma2

    すぐそこにある恋に気付くまで
    ネタバレ
    2025年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 「私たちが恋する理由」のサブキャラ…伊丹と、その幼なじみで同期の今村のスピンオフ。スーツ男子を魅力的に描かせたら右に出るもののないma2先生、今作もとにかく皆、カッコ可愛い!伊丹と今村の、幼なじみならではの距離の近さがありつつも、三話の時点では、まだどちらからも「恋」は語られない。そのくせ、お互いのかけがえのなさがこれでもかと盛り込まれていて、読んでるこちらがジリジリと欲しがってしまう…。丁寧にエピソードを積み重ねられてる分、展開した後のときめきやキュンも半端ないんだろうな。すぐそこにある恋に気付いたときの二人を妄想しつつ、次巻を待つ楽しみをくれる作品です。あー、楽しみ!
  • 普通に恋して【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】

    テラシマ

    久しぶりにパピコが食べたくなりました
    ネタバレ
    2025年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 恋のはじまりは、案外些細なことなんだけど、その人にとっては宝石みたいな大切な思い出なんだよな。

    「普通」を絵に描いたような普川通くんと、見た目も仕事ぶりも人柄もパーフェクトな「普通じゃない」須波田倫次さん。須波田さんが「普通じゃない」が故に起こったストーカーによる放火がきっかけで、距離が近づく二人。起こる事件も、二人のネーミングも漫画ならではのものだけど、惹かれ合ったりすれ違ったりする過程は、まさに王道のラブコメディ。二人を繋いだ「パピコ」を食べたくなりました。終始、須羽田さんが表情豊かで可愛らし過ぎて、普川くん目線で身悶えしながら読み進めていました。イチャイチャシーンは少ないですが、この二人らしい可愛らしさが満載で、読み終えた後の多幸感は半端ないです。何度も繰り返し読んでは癒やされています。シーモア特典の巻末の描き下ろしも可愛くて、超ツボでした。
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  • In the light たゆたう琥珀 番外編再録集

    カジス

    瞬間の切り取り方が好き!
    ネタバレ
    2025年3月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編よりも糖度高めな短編が、これでもかと押し寄せてきます。絡みのシーンはほとんどないのに、ドキドキとキュンの波状攻撃に身悶えさせられます。日常のよくある光景の中の決定的瞬間が、この上なく上手く切り取られていて、「あー、わかる。キュンとした」と何度思ったことか。何なら、本編より繰り返し読んでます。可愛い二人をずっと見守っていたくなります。
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  • たゆたう琥珀

    カジス

    恋っていいなと思わせるピュアな名作
    ネタバレ
    2025年3月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ デザイン事務所が舞台なだけあって、人物はもちろん、背景までスタイリッシュ。恋を知らない新入社員の的井くんと指導係の先輩・中野さんの恋は、当て馬も、センセーショナルな出来事も出て来ない。ありふれた日常の一コマを積み重ねる中で、二人の心が近づいていく様が丁寧に描かれていて好感が持てました。恋のはじまりで感じる、少しずつ気持ちが高まってくるあの感じや、好きな人に触れたり触れられたりする喜びとドキドキを久しぶりに思い出しました。恋っていいな。こんな包容力のある彼氏欲しいなと、心から思わせてくれる良作でした。