私の心はおじさんである(コミック)
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私の心はおじさんである(コミック)

うつぎ/嶋野夕陽/NAJI柳田

波風立てずに生きたいんです。

ネタバレ
2025年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻目まで読んだので、感想を書き書き。
小学生時代友達付き合いに失敗しトラウマを抱えた42歳独身孤独なサラリーマンの主人公・山岸遥が異世界で魔法が使える若いダークエルフの女性に転生。イケメン冒険者に助けられたり、糧を得るために冒険者になったり、女魔法使い講師と友達になったり、粗暴な冒険者を懲らしめたら姐さんと呼ばれるようになったり、新人冒険者とパーティーを組んだりしたが、人格形成の根底にある対人関係で傷付き傷付きたくない臆病さからコミュニケーションに消極的で自分を主張せず腰が低く日々を流されるまま意味を見出ださず生きてきたが、それでは結局何も変わらないと思い直し勇気を振り絞って一歩を踏み出した…なおじさん成長ストーリー。人とのかかわり合いは程々がちょうどいい。友達も付かず離れず適切な距離感で付き合える人が1人2人位で、会社の同僚も会社でのみな、でもコミュニケーションは円滑にドライな関係がストレス溜めなくて一番いい。お一人様万歳!な考えを持っているので、主人公のように自己主張を全くしないのも結局周りまわって誤解される元なので、主人公のように人生をリセットしつつ、今までの経験からこれではいけないと思い直したのは良かった。伊達に年は取ってないだろうしね。周りも突き放す事なく向き合ってくれていい。でもおじさん、よく引きこもりにならないで社会に出れた。偉い!まあ、両親亡くなったから生活するために仕方なくかもしれないけど。これからおじさんがどう変わっていくのか続きが気になりました。
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