冷徹公爵は見知らぬ妻が可愛くて仕方がない 偽りの妻ですが旦那様に溺愛されています
クレイン/ウエハラ蜂
このレビューはネタバレを含みます▼
クレイン先生は本当期待を裏切らない。ヒロインは最愛の父を戦果で亡くしその傷が癒えぬ中、かつての我が城は戦争の拠点となる。令嬢ではあるが戦いの本部となった我が家で看護要員として献身的に働くヒロイン。そこで傷を負ったヒーローと出会う。治療看病に当たりヒーローが託した物は公爵家に代々伝わるヒーローの亡き母の指輪だった。戦争は収束に向かいながらもヒロインの城は廃虚化寸前、領民さえも殆ど残っていなかった。しかも病弱な弟は病を発症。ヒロインが縋ったのは指輪に刻印された公爵家。そこでは何故かあれよあれよとまるで公爵夫人の扱い、戸惑いながらも弟の生命の為にヒーロー父に頼るしか術はなく‥‥。戦争が終わり公爵家に戻って来たヒーロー。侍従達や実父から当然の様に迎え入れられているヒロインに驚きながら受け入れるヒーロー。実はヒーローは戦果の中で落馬し記憶を失っていて‥‥。甘い中にもドキドキハラハラする場面もあり、引き込まれました。出来ればヒロイン実父の墓陵再建があれば尚の事良かったかも。
いいね
レビューをシェアしよう！
ERR_MNG