ポルノグラファー 単行本版
」のレビュー

ポルノグラファー 単行本版

丸木戸マキ

紹介文の冒頭の一言がすべて。

ネタバレ
2025年3月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 紹介文の冒頭の「現実は妄想よりスゴい」が、この三部作を見事に言い表しています。ポルノ作家の口述筆記なので、猥褻な言葉が次から次へと出てくるけど、文章が陳腐に見えるほど、木島先生が醸し出すとにかくエロティック。逃げるは、嘘はつくは、生活能力はないは、そのくせプライドだけはエベレスト並に高くて、扱いづらいことこの上ないけれど、惹かれずにはいられない。攻めの春彦くん同様、どんどん沼にハマっていきます。気付けば、三部作を一気読みしてしまった上、ドラマも全て観てしまうというどハマリっぷり。人を選ぶ作品ですが、試し読みで行けそうだと踏んだら、読んで後悔はないと思います。
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