ピーチガール
」のレビュー

ピーチガール

上田美和

途中から魅力的なキャラがいなくなります。

2014年10月1日
全体を通して二転三転、新しい展開が繰り返されます。
息つく暇もない感じ。その勢いのせいで所々に綻びが出てきて、突っ込みどころが満載。しかもそこを補う程の、魅力的なキャラが途中からいなくなります。
恋愛物では珍しく主人公に肩入れできませんでした。
あっちへフラフラこっちへフラフラします。
本当にカイリが好きなの?という感じのヒロイン。
相手役もタイプの違う魅力的な男性キャラが2人もいるのに、途中からどちらも魅力的に思えなくなります。
この中でなら、ヒロインのライバルのさえが好きかも。最後までぶれないし、ちゃんと痛い目みてるし。
あぁいう子は行動力や頭の回転が早くていいですね。さえの犯罪行為はともかく、ヒロインに肩入れしなかったせいか、相対的に1番好きなキャラになってました。

リアル高校生の時に読まなくても良いかな。多分あの時なら、さえも好きになれなくて途中で読まなくなってたと思います。
なにげにとうじは、こういうグループから脱出して別の大学に進学してるので、ラッキーかも。
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