このレビューはネタバレを含みます▼
記憶喪失の受けと謎めいた攻めとの関係にワクワクしました。なかなか知ってる事を話さない攻めにイラッとしたけど、受けの過去も切ない。弟の事は悲しいけど、また彼も謎めいた存在で、攻め・受け・弟と誰が誰を好きなの?三角関係?幽霊は誰?とラストまでドキドキでした。攻めの一途な想いには拍手を送りたい。受けの諦めければ…でも諦められない気持ちも切なかったけど、弟の気持ちに涙が出ました。攻めの包容力、受けの葛藤、弟の想い、それぞれがすれ違って交差してやっと謎が解けて幽霊の意味が分かった時も、十二年越しの長かった告白にも感動しちゃいました。
挿絵が細かい描写で綺麗ですが、キリッと整った攻めも見たかったですね。