このレビューはネタバレを含みます▼
原作既読。原作に長文レビューを投稿していました。ティナが救出され、王太子の求愛に応じるまでをもっと時間をかけて描いて欲しかった、と記しました。
ここでも繰り返しますが、ティナを最も傷付けたのは〈王太子の酷い仕打ち〉だと私は解釈しています。敵王から受けた行為は〈法的に認められた夫婦の行為〉であり、それと引き換えにティナは国家と国民を守れたのです。確かに苦痛にしかならなかったとは思いますが、自ら挙行した婚姻の結果です。理性で諦めて受け入れるしかなかったと思います。
それよりもティナは最愛の人から魂を蹂躙されたのです。王太子の悔悟も月並過ぎます。だから、こんなに簡単に王太子の求愛を受け入れると、ティナの純愛が本当にありふれた作り物になってしまい、本当に大好きな作品だけに、、、結末の解釈が残念でたまりませんでした。ラストを改編してじっくり描いて欲しかったけれど、、、完結してしまいました。ティナが幸せならそれでいいか、、と今は思っています。
YouTubeでも公開されているボイスドラマでは、王太子はcv.木村良平さん。実力のある人気声優です。最後まで演じられるのでしょうか?今後はそちらを、楽しみにしたいと思っています。