ただやってるBLにあらず!





2025年3月27日
本能の赴くままに生きているような二人のあのシーンの連続で話は進むのですが、これがどうして奥深い。体だけから始まったものの、自問自答し自分と向き合い、相手と向き合う。目を背けてきたことや知らない自分が引きずり出される。こっちまでじわじわ抉られます。あれが好き以外は真反対の二人が、体も心も次第にはまっていく過程の描写も、本当に巧いんです。ちょっと力が抜けただるそうな若者とか、服のセンス(ブリーフの柄のこだわり!)、雰囲気があった。映画にしたらすごく良いなと、読みながらイメージしてしまいました。

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たっちょ さん
(女性/40代) 総レビュー数:306件