クソアンチ・ラブデストロイ 【電子限定特典付き】[デジタル修正・コミックス版]
さきしたせんむ
このレビューはネタバレを含みます▼
いやいやようやくレビューする気になりました。一年前表紙の色彩や題名のフォントなどに強く惹かれて買いました。もともとバイオレンスやハラスメント系の話題が苦手なので初めて読んだ時は途中で挫折。痛そう苦しそう辛そうと感じるばかり笑。半年以上寝かして読んだらジワジワと惹かれ出しました。これはとにかく氷室と浩平君の壮大なイチャイチャを見せ続けられている作品ということでいいのかな、と笑。氷室も仮面を剥がせば、人間不信の寂しがり屋の極みということでしょうか。
最初に浩平君が氷室を殺しに笑行った時、氷室にボコボコにズタズタにされましたが、氷室はその時「これだけされてもまだ俺のこと大好きなら、また遊びに来ていいぞ」と言いました。すごくすごく不安感の強い人なのかなと。浩平君があまりにも酷い目に合っていて、それでも氷室が好きなのは理解できなかったのですが、きっとお互いの欠けた部分や求めているものがピタっと合っていたんでしょうね。「氷室に強く求められたくて(無自覚に)悪態をついていた」というのもなかなかショッキングです。私には一生共感できないからこそ、正気を失うほど強烈に誰かを求める様子に引き込まれました!
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