愛だ、恋だの処方箋
」のレビュー

愛だ、恋だの処方箋

秋久テオ

(追記)至高のオメガバ!更に続編を期待!

ネタバレ
2025年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2025年5月時点、1.5巻を挟んで、今日発売の新刊2巻を即ポチ、即読了。
もー、好き…!!!
最初に購入して1年半ほど経ちますが、1巻しか発行されていなかった時から何度も読み返している作品です。

【攻め】
超人気バンドマンのαシロウ。
出会い頭、想定していない運命のΩとの遭遇で我を失います。
ですが、その後の対応…!!!
なんて誠実で、献身的なんだ!
バンドマンなのに!(偏見)
途中、運命に囚われすぎて、誠実さとはかけ離れた暴走もしてしまいすが、、迷走しつつも少しずつ受けの魅力に惹かれていく過程も善き。
モデル出身で、顔はもちろんのことガタイも大きくてカッコ良く、恋愛ソングにホロリときちゃう可愛さもあり最高です。

【受け】
アラサーのβで、その年齢になってΩへ突然変異します。
アイデンティティがとうの昔に確立されたオトナが、性が変わることへの恐れや、他のΩと異なる自分の容姿に引け目を感じちゃうところも、可哀想で推せます。
βとして生きてきた身体は、華奢でもなければ美人というわけでもない、本当に普通の一般男性なんですよね。
Ωの元カノが運命のαと出会いながらも…というその後を知るだけに、第二性に翻弄されたくないと強く意識します。

【ストーリー】
運命に否定的な受けと、運命と距離を縮めたい攻め、着地点はどこなのか?
2人の苦悩がすごく等身大で、無理なくすぅっとストーリーに入り込めます。
運命に身を任せることを良しとしない、受けの慎重さ、堅物さ。
それでも諦めない攻めの執着に、こちらが絆されちゃいましたよー!
芸能人BLならではの、公にできないドキドキや、バンドメンバーのハラハラなども見どころです。

まだまだ続編ありますよね?ぜひ3巻以降も読みたい!
本当に大好きな作品なので、もっと2人の物語を追いたい…!
今後もずっと続いてほしい良作です!
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