七つ屋志のぶの宝石匣
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七つ屋志のぶの宝石匣

二ノ宮知子

宝探し!

2025年3月28日
1話からすごく引き込まれます!登場人物の魅力や舞台となる質屋さんの説明、そしてストーリーの核となる『謎』が端的に描写されていて、読みやすいのにぐいぐいと引き込まれる力があります。
二ノ宮先生の作品の魅力のひとつは、やっぱり『濃い』キャラクターたちだと思うのですが、『濃い』のだけどギリギリ現実にもいそう!というバランスがすごい!今作も「宝石のオーラが見える」という志のぶですが、『見えることが当たり前』というあっさりとした態度なので、「あやしい」と思うより「そういう人もいるかも?!」と思わされます(笑)
もうひとつの魅力はキラキラな宝石たちです。これはほんと、カラーで見たい!!自然と宝石にくわしくなれるくらい、知識も豊富です。それに、宝石という言わば『宝物』にまつわる謎や、思い出や、関わる人の思惑などが絡み合ってストーリーが進んでいくので、ミステリ的な楽しみや人間ドラマがあって、先が気になります。
それと、質屋さんという舞台がすごく興味深いです。フリマアプリなどで素人が個人で売り買いできるようになってしまった今だからこそ、プロの鑑定人さんたちの知識のすごさがよりわかるというか。質屋さんってけっこういいシステムだと思うので、見直されるといいなとも思います。
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