このレビューはネタバレを含みます▼
町工場のおっちゃん達が異世界に行って技術で立ち向かう。しかもおっちゃんですけど思想がホワイトで、働くゴブリンたちも大事にする。もはやグローバルと呼べる企業もどんどん減ってきて、技術大国とかいう言い回しも、過去の栄光になりつつありますが、かろうじて留まっているのは、本作のようなおっちゃん達の存在でしょう。そして人間側でなく魔族側に付くというところも、日本では無下に扱われた技術者達が、当時は技術力のなかった韓国中国に渡り、今の躍進の礎を作った話とシンクロして、少し寂しい気持ちにもなります。個人的にはかなり好きな作品です。