捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです
」のレビュー

捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです

カレヤタミエ/駒田ハチ

自由な人生

ネタバレ
2025年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ メルフィーナ・フォン・クロフォードは貴族夫人である母親が外出中に産気づいて屋敷の者が赤ん坊の意図的な取り違えを阻止するために監視の者がいて当然の風潮の中、侍女一人に見守られての出産だったためメルフィーナはその出自を父である侯爵に疑われて育ってきた。
両親の特徴を受け継いでいないこと、弟が父そっくりに生まれてきたことで家族からの愛情をもらえないまま16歳のときにロルドランド公爵であるアレクシスと結婚しなければいけなくなる。
家同士の決められた結婚とはいえ家族からの愛に飢えていたメルフィーナだが婚儀のあとアレクシスからは立場上妻として扱うがそれ以外は期待するなと言われてしまう。
こうなったら自由に生きたいと思ったメルフィーナはオルドランド家が持つ辺境の地の所有権を譲渡してもらいそこで自由に過ごすことにするが…。

前世の記憶があればこんな窮屈な人生はいやだろうなぁと思ったので初手でこの決断ができたメルフィーナはすごいと思った。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!