血の轍
」のレビュー

血の轍

押見修造

気持ち悪さが気持ちいい

2025年4月25日
擬音や線の描写、とにかく生々しくて気持ち悪い(褒めています)です。気分が悪くなってくる方もいると思います。ネタバレはしないので具体的に伝えられませんが、私は「ママ」が怖くて怖くてたまりません。

毒親という言葉は幅が広すぎるため適していないと思われますが、この気持ち悪さを表現するのに毒親という言葉を使わざるを得ません。

抵抗がある方、多いと思いますし読んだ後の胸糞悪さは尋常じゃないので読まなきゃ良かった……となる方も多いと思います。が、私は読んでよかった作品です。この「気持ち悪さ」を形容する言葉が浮かびませんが、その「気持ち悪さ」唯一無二、飛び抜けています。
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