大正學生愛妻家
」のレビュー

大正學生愛妻家

粥川すず

坊っちゃんと女中の新婚生活物語

ネタバレ
2025年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 広告で流れて気になって2巻まで読みました。お坊ちゃんとそのお坊ちゃんの世話係をしていた女中の新婚生活の日常を描いています。描写によって表情が妙にいやらしく見えるので苦手な人は苦手な作画かもしれません。この手の話はふきに嫌がらせをする意地悪キャラがよく出てきますが、この話では出てこず、橘家は理解がある人ばかりになっています。ふきは結婚破棄され親の借金を代わりしながら女中として坊っちゃんの世話係をしていたが坊っちゃんが12歳の時に進学し離れ離れに。6年後に2人は再会して養父のいいつけもありトントン拍子に結婚。大正時代はよく知りませんが街の様子や生活感が丁寧に描かれていて当時はこんな感じだったのかなと想像して読むと面白いです。イケメン坊っちゃんと元女中という不釣り合いな関係で最初はギクシャクしながらも2人は想い合ってるのにすれ違いが続きますが、2巻後半で想いが通じ合うまでが良かったです。
好青年な坊っちゃんと真面目で優しいふきがお似合い。桃木も良いキャラ出してます。今後どう展開していくのか想像がつきませんが、個人的には2巻でもう満足しているので3巻以降は様子見です。
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