元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた竜人は番だそうです。【分冊版】
早瀬黒絵/城キイコ
このレビューはネタバレを含みます▼
絵は綺麗だがストーリーにスカッと感がない。
あくまで保護の次元で大切にするのかと思ったら「他のオスの匂いがする」などの性欲を抱いてるように解釈できる発言があって気持ち悪かった。
番だからだとしても、生まれたばかりのひよこを襲おうとする成鳥みたいで不気味。
他にも保護を受ける前の悲惨な状況はストーリー展開上仕方ないと乗り越えても、保護された後にも安全なはずの場所で排斥を受けたり精神的な暴行を受ける。
ヒーローに辛い過去があることの説明、番という存在の絶対的な地位とそれに対する牽制として設定されたのだろうが、ここはヒーリングで行くべき区間だった。
ぼんやりストレスが薄まる展開の後に再度ストレスを与える展開。すっきり!スカッと!みたいな展開はない。ずっとうっすら不快な状態でストーリーが進む。靴の中の小石がずっと取れないみたいな読後感。
昼ドラとか好きな人は好きだと思います。
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