このレビューはネタバレを含みます▼
斉藤さんヤバい。
GAPSの片桐も相当だったけどこちらもぶっ飛んでる。
矢島への執着たるや、その無表情の顔面からは想像出来ないほど煮えたぎってる。
矢島に触る奴は兄であろうと許さんし、キレたら机だって飛んで壁に刺さるし、私は「第13会議室の変」と呼んでるんだけど(笑)、矢島も備品もめちゃくちゃに破壊されまくります。
こんなの普通に考えたら狂った男認定で警察に置いといたらあかんし読むの止めても不思議じゃないところ。
なのに何で私は夢中になって読み進めているのか、それは矢島が徐々に絆されていく過程が抜群に上手く描かれているからだろう。つばめ先生の筆致ならでは。この2人は対等なんです。どっちも媚びないのがいい。それがあんなことやこんなことされても見ていられる理由だと思う。
キスの際、矢島がしっかりと斉藤の背中に腕を回しているカットにはギュンときてしまい、しばらく目が離せませんでした。完璧に落ちた瞬間この目でしかと見ました。
正直1巻の途中までは「外したか?」と焦ったんだけど、巻き返しが凄かったです。
それとGAPSで見ていた時は矢島が受けなんて考えられなかったけど、斉藤相手ではそりゃそうなるよなあ。んでそれが最高にいいのよ。
とりあえず2巻までの感想。続き読んで追記すべきことがあればまた書きに来たい。