このレビューはネタバレを含みます▼
ピックアップで表示された作品。綺麗な絵柄にも惹かれ、一話完結でサクッと読めそうだなと思って手に取りました。
気弱な親に代わり、幼い頃から家を切り盛りしてきた貧乏貴族の娘ジュリアナ。狸爺とやり合ってきたために、とんでもなく言葉がキツくて“茨姫”と呼ばれています。
そしてお隣の領地に住む貧乏子爵の息子ライナス。彼は幼い頃からジュリアナと因縁があり、何とか見返したくて…。
初っぱなから清々しいほどの嫌味の応酬…!でも私には夫婦漫才にしか見えなかった(笑)。もう見るからにお似合いなんですよ、この二人。
実は小さな頃からジュリアナに想いを寄せていたライナス。そしてジュリアナの方も…。そんなよくある王道ストーリーではあるけれど、トゲトゲなヒロインが痛快で、面白く読めた短編でした。