このレビューはネタバレを含みます▼
いわゆる作者買いなので贔屓目もあるかもしれませんが、とっても面白かった。
狼蘭が、女性だからという理由で踏みにじられる苦しみを知っている主人公にこそ王になってほしいと話すシーン、そのメッセージがこの作品の根幹部分なのかなと思いました。
男性キャラはみんな美人で衣装も綺麗。私的には第三王子の内心が気になります。
主人公は感情的で世間知らずのきらいがあるけれど、きっと長い物語の中で成長していくのだろうと期待。
主人公、境遇としてはけっこう孤独なので、主人公と信頼関係を築くことのできる女性キャラクターとかいたら読者的には安心かなとか…。
これからの連載が楽しみです。
ただ、主人公の鎧?がなぜか胸を強調したデザインなのと、兄に無理やり蹂躙されているときに青ざめるのではなく頬を赤らめている描写があるのが気になった。
女性の権利や尊厳がテーマの作品ならば、その辺りも慎重に描いてほしいと感じる。