異世界転生したけど、七合目モブだったので普通に生きる。
無々/白玉/北沢きょう
このレビューはネタバレを含みます▼
はわわわ〜。これは、甘い!ほんわかと甘く、柔らかい。まだ1巻。されど1巻!十二分に甘いのだ。堪能!耽溺!麗しい!自称7合目モブの伯爵令息・アルフレッドはひょんな事から宰相家侯爵子息・ギルバートと知り合う。乙女ゲーに転生したらしいアルフレッドは、王太子と男爵令嬢のゴタゴタに振り回されるギルバートに同情している内に、彼に懐かれ、鈍いことにギルバートの淡い想いに全く気付かないままに、良い感じになっている。そう。良い感じになっている。(大事な事なので2回言う。)互いに名家の嫡男、跡取り。醜聞は?!と、一瞬ハラハラしたものの。この世界は2人に優しい。めちゃめちゃ優しい。手を繋いで現れた彼等に周囲の令嬢達は全員腐女子と化したかの様に「尊い!」と温かな眼差しを捧げ、大人達は「若いっていいね!」とやはり温かい。1巻ではエチは無いものの、アルの無防備な距離の詰め方が凄まじく、ギルはドキドキしっぱなし!可愛い!尊い!これには公爵令嬢もついつい、盗み見なんてはしたない事すらしてしまう!うん、分かるよ!愛でたいよね!さて。ギルバートを救ったアルフレッドは、件の男爵令嬢に興味を持たれてしまった様子。7合目モブは攻略対象にならない筈なのに?!妙なフラグを立てられ次巻へと。この甘さはクセになる。安心安全ハッピーエンドまで、激甘増しマシでお願いします!!
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