おっとり令嬢は騎士団長の溺愛包囲網に気がつかない もふもふしてたら求婚ですか?
簡潔で程よくまとまった良作





2025年5月6日
僅か6話で起承転結キッチリ過不足なくストーリーも纏まっており作画も綺麗で好印象。アンソロジー物によく感じる「せっかく着想はけっこう面白いのに、尺が足らず中途半端に終わる」作品はいっそ本作みたいに思い切って1巻分くらいまでボリュームUPさせるのも一手では。伯爵令嬢レベッカはおっとり&ぽやぽやながらも主張すべきはしっかりと主張する芯の強さがあり、ただ可愛いだけじゃないのがイイ。騎士団長アランも彼女の良さを初見で見抜き、フラフラせずまっすぐアプローチするのが気持ちよく、お似合いの二人だと思う。従魔のジルがリアル寄りの作画で変に可愛らしくデフォルメし過ぎてないのも良かった。ただ、タイトルの「溺愛包囲網」は(第二王子ユージェルの入れ知恵アリとは言え)やや大袈裟な気がするけど。

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