禁猟区の森
」のレビュー

禁猟区の森

定広美香

表題作の

ネタバレ
2014年10月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙絵を見て、最初(え!?マタギ?)て思ったのですが、違いました。昭和初期が舞台の戦後の男娼モノの話です。戦争で生き残ることができた佐助は、ヤクザまがいな仕事でお金儲けをして、偶然、戦争に行く前に一度だけ契りを交わした若様と再会する。若様はお金のために高級男娼と変わり果てていた。佐助は、若様を取り戻すために若様を飼っていたアメリカ将校を殺し、若様と一緒に過ごしていた思い出の故郷へと帰る。短い物語でしたが内容はなかなか奥が深かったです。佐助の真実も切なかった。そして何より、私は他の作家さんの作品でも言ってるのですが、ここにも、大好物、襦袢はだけ降臨でした。定広先生のはだけっぷりはとってもセクスィーでよかったです。
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