ぼくと仁義なきおじさん
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ぼくと仁義なきおじさん

百世渡

騙されたー!

ネタバレ
2025年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルといい、始めの数ページといい、ちょっとテンション高めのギャグマンガだと思っていたら…こんなに泣かされるとは思わなかったよ!
ただ同じアパートに住むだけの隣人だと思っていた人たちが、一人の少年によって繋がっていく。本来なら知る得ることの無かったそれぞれの過去または現在の事情にお互い巻き込まれていくけど、誰もそれを迷惑だと思わないどころか、当たり前のように相手を心配して巻き込まれに行くようにすらなっていく。
それはまるで『普通の』家族みたいな関係性で、本当の家族とうまくいかなくて見て見ぬ振りをしてきた彼らそれぞれが本来の家族と向き合う切っ掛けになる。

親子とは、家族とは、友達とは、恋人とは、、、最も身近で複雑な人間関係をテーマにしていながら、ふんだんなギャグで笑わせては泣かせてくる…ほんと、やられた!という感じです。
たった4巻でよくぞここまで掘り下げてまとめたなあという驚きもあります。
初作家さんでしたが、俄然興味が湧きました!
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