逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります 聖女アンナの物語
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逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります 聖女アンナの物語

由野田夕/蒼伊/RAHWIA

スピンオフ……?

ネタバレ
2025年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります』本編コミカライズ5巻から来ました。原作も3巻までは読了してますが……。

スピンオフ……?ん???

とにかくラシェルが好きなので、こちらは購入するか迷いつつ、単話で少し読んでの感想です。めちゃくちゃ本編も含めたネタバレしますので閲覧注意。

さて。冒頭にアンナの前世【杏】のシーンから。うん、転生者だものね、そうなりますよねー。
で・も!!
確かラシェルが本編で「逆行前のアンナと今のアンナの性格が違う。まるで別人(要約)」って感じてるモノローグあるんですよね。ということは、ゲームのシナリオ通りにラシェルが断罪されるまで、前世の記憶は思い出さないことになるのでは?ラシェルが逆行したタイミングで前世の記憶が戻ったパターンだと思うのですが。そうなると、とてもツラい展開が待ち受けてることになるので、実は読みたくない。
本編では発生しなかった、デビュタントの際のテオドールによるエスコートイベントも発生してるし……。でも、生徒会室のイベントは発生してないっぽい?
原作にも本編にもチラリとしか出てこない逆行前のアンナは、たぶん本当にいい子だったんだろうな、とは思いますが、逆行してからの【杏】の記憶が戻ってからのアンナがどうしようもなく自分本位なので、めちゃくちゃ違和感あります。
ラシェルも取り巻きやらカトリーナやらに上手いこと誘導されたりして破滅してしまうんだ……(見たくない)
スピンオフか……聖女じゃなくてテオドールとかシリル視点のスピンオフの方が読みたかったな……。ラシェルとルイのイチャイチャを見守る感じとか、テオドールとラシェルの過去の出会いとか。短編集でもめちゃくちゃ嬉しかったのに。

絵柄はすごく綺麗で本編コミカライズとも互換性があるので違和感なく読めるとは思います。
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