よくある令嬢転生だと思ったのに
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よくある令嬢転生だと思ったのに

A-Jin/DOYOSAY/Lemonfrog

よくある悪役令嬢だと思ったのに。

ネタバレ
2025年5月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ エディット可哀想過ぎる。政略の駒というか、権力政争の為に、望まれない結婚をしたエディットは夫のキリアンや義父、義兄から冷遇される。この世界は主人公のリゼの為にあると知っていたので、彼女に親しみを込めて接してしたのに。どうやら1巻でリゼも黒そうだと読者には知らしめられるが、夫も義兄も義父もリゼにメロメロなので、エディットの言葉に耳を傾ける者は居ない。もちろん実家の実父もエディットに辛く当たる。本当に酷い。おそらく犯人はリゼだろう。可愛い顔をして逆ハーレム状態に満足している彼女は、エディットを陥れる為に、エディットが公爵家の情報を政敵の実家に送っている、という偽情報を作る。義父の逆鱗に触れて、処刑確実かと思われたが、エディットは機転を利かせてこれを回避。ただ、それでも公爵家から信頼を得たわけでは無いし、完全に容疑が晴れては居ない。エディットの必死な様子に触れて、キリアンは少し、ほんの少し揺れている様子。この、誰にも心が通じない、というエディットが不憫で、不憫で、泣いてしまいました。2巻で、エディットは無理が祟ったのと、唯一義母がエディットを信じるわ、と言ってくれた事でとうとう心尽きて倒れてしまう。が、これは。エディットが実は実家でも冷遇されて苦しかった、という「真実」を語る事が出来ない呪いの様なもので。「3つのミッションをクリアしないと」ならないという「設定」だった!っていう。これからまだ起こる事件とは?!多分偽情報事件が一つ目だと思うので、事件はあと二つ。エディットの「真実」に触れて、キリアンが彼女を信じて愛せる様になるまで。見守りたいと思うけど、これ以上エディットが辛いばっかりだと辛い。リゼには断罪を望む!
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