誓ってぼくらは新婚です【単行本版】
」のレビュー

誓ってぼくらは新婚です【単行本版】

汐にがり

激甘に注意

ネタバレ
2025年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高山地帯で遊牧を営む村の暮らしを背景に、幼馴染の溺愛物語が繰り広げられます。村の女性陣にモテモテのユノに縁談話が持ち上がり、彼が求めたのは族長の4男キリエだった。子どもの時に親を失い母方の伝手を頼って村に来たユノ。同い年のキリエとは兄弟同然に育ち、自他共に認める親友と認識していたので、キリエはユノの突然の求婚に驚くが……。黒髪のキリエは読み書きを初め、狩りの腕も、羊飼いとしても、とにかく何でもこなすスパダリで、キリエへの一途な想いが溢れていて見ていて気持ちがいい。キリエもユノの想いに絆されていき、彼への気持ちが溢れていく過程が丁寧に描写されていく。同性同士の結婚なのに、全く偏見なく受け入れるキリエの家族や家族の愛に満たされて真っすぐに育ったキリエの様子など、読んでいてとても癒されます。婚礼衣装を初め、民族衣装が素晴らしいです。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!