このレビューはネタバレを含みます▼
この作者は自分の母親をよっぽど恨んでいるんだろうなと感じました。
作者さんは母子家庭に生まれて、小学6年生の頃に母親が出ていって十日間一人で過ごしていたところを保護されたそうですね。
雑誌のインタビューでも15で一人で生きていく決心をした、とか話していましたもんね。
この本では、母親に関してはさんざんな描写をしている一方で、父親の解像度は低く、同時に父親の不倫相手を自立した立派な女性としてやたら美化しているような描写が気になります。
作者の自己主張がチラつくのでこの評価とさせていただきました。