愛し
」のレビュー

愛し

くれの又秋

濃度高め

ネタバレ
2025年5月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読後感、なんとも言えないなぁという感じ。
誰かを好きになっては遠ざけてしまう芦田。孤独感?乾き?からヒトを欲して冷めてしまう。今までの『恋』は『恋』じゃなくてヒトの温もりを求めていただけだったのでは?

そこに翔真みたいな、素直で純粋な男が現れて、彼の優しさに次第に惹かれていくんだと思うんだけど、リバの意味はあったのかな、とは思ってしまいました💦
確かに翔真くんに男でも女でも同じ人間だと言っていましたが、行為の違いを教える必要が??? 最後に押し倒した時も攻めだったし⋯⋯芦田は誰でもどんなことでもニュートラルだってことを表現したかったのでしょうか?

どんな翔真くんでも好き!みたいな感じが滲み出ているような気がしますが。

ラストに近づくにつれて、どんどん翔真に惹かれていく自分を実感して、また捨ててしまったら⋯⋯と躊躇う姿が魅力的でした。そう、そこが魅力的。
これから読む方には、わかりやすい翔真目線で描かれたこの物語を、芦田目線で、芦田の繊細な気持ちを追いながら読んでいただけると、極上な物語になると思います。

同衾して、お互いの匂いを好きになるという下りがわたしには一番ジンと来ました。

ちなみにリバと描かれてますが、そういう描写は意外とタンパクで、流れるように過ぎていく感じかな、と思います。
ガンガンにえっちぃ描写ではないです。

芦田の心の物語です。
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