このレビューはネタバレを含みます▼
最初のビンタとかレェプとか本当にひどい。サイテーよ。でも、加賀見くんが良いって言うなら仕方ないな。チラッと試し読みで引き込まれて、気付いたら買っていました。メインの表題の他に短編が1つ入ってます。そちらは可もなく不可もなくですが、たらふく先生の漫画が上手いのでスルッと読めてしまう。表題の九条先生、おそらく柏野には受けだったのに加賀見には攻めに転身している。その上、暴力。先生が柏野から受けたものだったのかも?と思いつつ、その辺は明かされていない。ドSってね、相手の同意と合意と希望があって初めて成り立つ『プレイ』だから、合意も同意もないのはただの暴力で犯罪なんですよ。これは、加賀見くんが許したから示談であって、本来はタイーホ案件ですわ。今までの担当編集者との確執で暴行に至ったのか、柏野のせいなのかが描かれていないから、九条先生がただの最低最悪なヤツでしかないので、いつか九条先生が暴行をした理由が描かれると良いなと思います。短編よりも、その辺を入れるべきだったよね。ホントにサイテーと思ってるのに、読みたいとなってしまうのは、たらふく先生の地力と魅力なんですよねえ。私は攻めの倫理観重視なので、たらふく先生の魅力に屈してしまい悔しい。